明治4年にうなぎ養殖の祖「服部倉次郎」氏が鰻の養殖飼育に成功したここ浜名湖で、昭和24年8月に浜名湖沿岸5町(浜松市、湖西市、細江、三ケ日、新居、舞阪、雄踏各町)の養殖業者150余名によって設立されました。
以来、安価な中国産うなぎの台頭、養殖池を襲う感染症、シラスウナギ採捕量の減少など、幾多の困難を乗り越え今日までまいりました。
中でもシラスウナギ採捕量は年々減少傾向にあり、当組合では持続的にうなぎを生産できるよう「親うなぎ放流」や「徹底したロスの削減」を行うなど、資源保護にも尽力しております。 現在は27件までその規模を減らしておりますが、限られた人材と資源の中で全国に「歴史の味」を発信しております。
浜名湖養魚漁業協同組合
のあゆみ
当組合「浜名湖養魚漁業協同組合」は浜松市、湖西市の2市にまたがる浜名湖地域の養殖漁業の振興と発展を目的に、昭和24年に設立されました。
養鰻業の運営が主体で、白子鰻の集荷・配給と餌の共同購入、生産された成鰻の販売及び加工販売を行っております。 他にも、すっぽん、鮎、鯉、ヒラメなどの養殖漁業も支援しています。設立以来、シラスウナギの不漁や自然災害・魚病などの苦難を経験しましたが、それを乗り越えることで浜名湖うなぎの養殖技術や伝統が現在まで培われてきました。
昭和57年より浜名湖うなぎの宣伝と家庭への普及拡大を図って宅配便による白焼の販売も開始しました。開始当初は白焼のみの扱いでしたが、現在では蒲焼及び真空パックの製品も販売し、ご贈答や挨拶品はもちろん、ご家庭で召し上がっていただくのにもご好評を頂いております。
平成14年には、新工場も稼動し、浜松駅ビックカメラ館のうなぎ料理専門店「お食事処 浜名湖うなぎ 丸浜」を中心に浜松市内4店舗にて 加工直売も行っています。
直売事業としましては、「浜名湖うなぎ丸浜」の前身となる「浜名湖うなぎ・コスタ浜名湖」を昭和56年4月25日に創業して以来、皆様のおかげで無事40周年を迎えることができました。
「食の安全」が叫ばれる昨今、当組合では出荷前の検査を行い、平成15年3月から生産者履歴が追えるトレーサビリティに取り組み、活鰻から加工品まで安心・安全な浜名湖うなぎを全国の皆様にお届けできるよう力を注いでいます。また、うなぎの資源保護の観点から行政やうなぎ関連業者と協力し、毎年親うなぎの放流を行っております。
平成30年1月には、出願から12年の歳月を経て地域団体商標として「浜名湖うなぎ」が登録されました。これを機に、浜名湖うなぎのブランド力を更に高める取り組みを行ってまいります。
1949
昭和24年10月
組合設立
1958
昭和33年
加工事業 開始
1981
昭和56年
丸浜(旧コスタ浜名湖)
オープン
1982
昭和57年
加工品宅配事業 開始
1990
平成2年
遠鉄百貨店 うの匠 オープン
1996
平成8年
メイワンエキマチウエスト
浜名湖養魚漁協直営店
オープン
2002
平成14年
新加工場 稼働開始
現在
「浜名湖うなぎ」を次世代に繋いでいく
組合運営を目指します。
浜名湖養魚漁業協同組合の概要
組合名
浜名湖養魚漁業協同組合
設立
昭和24年
10月 10日
出資金
約8,300万
住所
〒430-0203 静岡県浜松市中央区馬郡町2465
理事
5人
監事
3人
職員
67人
事業内容
- 白子鰻の集荷/配給
- 餌の共同購入
- 生産された成鰻の販売及び加工販売
販売部
活鰻などの販売、全国発送を行います。
また、残留薬検査も行います。
加工課
平成14年に新設された加工場で、新鮮な鰻を製品にする作業を行います。
購買部
組合員が使う餌などを扱います。
冷凍庫での保管事業や、冷凍品販売も行います。
総務部
組合全体の統轄、運営を行います。
販売部
活鰻などの販売、全国発送を行います。
加工課
平成14年に新設された加工場で、新鮮な鰻を製品にする作業を行います。
購買部
組合員が使う餌などを扱います。冷凍庫での保管事業や、残留薬検査も行います。
総務部
浜名湖養魚漁協全体の統轄、運営を行います。